Eggs&Seeds

キレイゴトと毒が目一杯詰まった法科大学院生のブログ。
いつか殻を破って何かになりたいと企みながら
頭に浮かんだ独り言をありのままに吐き出します。皆様見守ってやってください。
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『ショートカット』(柴崎 友香)

評価:
柴崎 友香
河出書房新社
¥ 515
(2007-03)

カフェのセットメニューで出会った本。

お互いにさりげなくリンクしあった4編を収録した短編集です。

全体に共通して漂う、独特の空気感がとっても心地よくて
他の作品も読んでみたい作家さん。

(最後の解説に書いてあることと重なりますが)
小説に夢中になればなるほど
連想ゲームのように色んなことを想像して
思考が小説を離れて、あちらこちらに飛びまくる。
そういうことが違和感なく自然にできちゃう作品。

あえて小説世界に引き込もうともしていなければ
現実を小説世界に持ち込むことも拒まない、
何とも不思議な空気感です。

作中では
奇想天外な大事件は起こりませんが
ささやかな出来事が連なった日常の中を
それに一喜一憂しながら
やっぱり自然体で生きている人達が描かれていて
普通のありふれた光景なのに、なぜかとても印象的。
意識にのぼらないくらい細やかな部分を、しっかり拾っていて
感情も、風景も、写実的だから?

この短編集は「距離感」が共通テーマのようですが
その描き方がまた、何とも言えず絶妙。

私は、「やさしさ」という作品が一番好きでした。
「やさしさ」に登場した彼が同一人物は分かりませんが、
そうだとしたら全編に出てくる、大阪弁の「なかちゃん」がいいやつ。
最後にちょっとだけ、「なかちゃん」の話が明らかに・・・なるかと思えばそうでもない?

内容(「BOOK」データベースより)
人を思う気持ちはいつだって距離を越える。離れた場所や時間でも、会いたいと思えば会える。「だって、わたしはどこにでも行けるから」―遠い隔たりを“ショートカット”する恋人たちのささやかな日常の奇跡を描いた、せつなく心に響く連作小説集。
 ]
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COMMENTS

posted by 藍色  at 2009/10/05 18:11
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
posted by -  at 2013/09/02 10:23
管理者の承認待ちコメントです。





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粋な提案  at 2009/10/05 17:46
[ショートカット 柴崎友香] 人を思う気持ちはいつだって距離を超える。 遠距離恋愛の辛さと悩み。場所と心。距離感がテーマの短編集。 どれも切ないです。思いや意志...
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