Eggs&Seeds

キレイゴトと毒が目一杯詰まった法科大学院生のブログ。
いつか殻を破って何かになりたいと企みながら
頭に浮かんだ独り言をありのままに吐き出します。皆様見守ってやってください。
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山中俊治ディレクション「骨」展@21_21DESIGN SIGHT

ミッドタウン内21_21DESIGN SIGHTで開催中の「骨」展に行ってきました。



私がこのシンプルなタイトルとポスターから想像した「骨」は、恐竜。
でも、開催場所は21_21。案の定、恐竜じゃなかった。

入ってすぐのところにあったのは、こういう骨。



毎日目にする自動車なのに
「骨」になった瞬間、今まで知らなかった発見だらけで新鮮です。
よけいなものを削ぎおとした骨格。
これだけでも、じーっと見始めるときりがありません。

今回の「骨」展は、工業製品の「骨」を探るもの。

「標本室」と「実験室」から構成されていて
「標本室」で、生物の骨格と工業製品の骨格を観察し
「実験室」で、未来の骨格を体験する、という流れになっています。

前半の「標本室」でまず目をひくのは、動物の骨格のモノクロ写真。
ハブの骨格が、CGなんじゃないかってくらいシャープで美しかったのが印象的。
外見はあんなに気持ち悪いのに。
それとは対照的に、ペンギンの骨格は・・・かぶりものにだいぶ騙されてますねw
骨にすると、あのよちよち歩きで可愛らしいイメージは微塵もありません。
子猫の皮を剥いだら、飢えたライオンが出てきた、みたいなそんな感じ。

工業製品の骨格の方は、本物の展示が圧巻。
アナログ時計とか携帯電話とか音楽プレーヤーとか、
精密機器を分解した状態で、全ての部品を展示しています。
一つ一つの部品の精巧さも、その数も、その大きさも、
それだけで驚きの連続ですが、それ以上に、
一つ一つはただの金属や樹脂をある形にしただけなのに
それらが過不足なくぴたりと組み合わさると、
時を刻んだり、音を出したり、光ったり、動いたり
単体では到底不可能な機能を持つって
もう奇跡としか言えない領域のような気がする。
この組み合わせを考えて実現させてきた人達に感服です。


そしてメインは後半の「実験室」。
動く・触れる・遊べる展示がたくさん。
このパートはとにかく実際に行って、体験してみるのが一番!
とにかく楽しい!

自分の影が骨格を与えられてリズミカルに動き出したり、
ビーチアニマル(過去記事参照)の親戚のような生き物らしい「生き物」がいたり
タコ足のように、うねうね動くロボットがいたり
弓を射る精巧なからくり人形があったり(土日は実演あり)。

このコーナーの一番のお気に入りは
自分の影が動き出す「another shadow」も捨てがたいですが
明和電機の「WAHHA GO GO!」。



脳は持たず、感情もなく……。ただ「笑う」ことだけを目的とする構造体のロボット。


手前の円盤を回すとどんどん空気が溜まって、
満タンになると
「ふぁ〜」
「カー、カッカッカ」
とかって笑う。その笑い声に脱力。
回す勢いによって、笑い方が変わります。

「人間の笑いは感情から生まれるけれど、感情の無い機械でも笑えるのだ」という試みだそう。

実際、物理的な構造によって笑っているだけですが
なんとも間の抜けた、味のある笑い方で表情豊か。
のんきにゆる〜く生きて、しかも人生達観してる感じ?
人間の方が、よほど無機質な笑い方してることがあるかもしれない。
とにかく、不気味で愛嬌のある骨格ですw

ちなみに、「another shadow」の作者は
少し前に話題になった三次元お絵かきソフト、teddyの開発者だそうです。なるほどねー。
teddyも面白いです。研究室のサイトか何かで遊べたはず。
話題になってたときに少しだけいじってみたことがありますが
ほんと簡単に3Dの絵が描けてびっくり。
少し慣れれば、それこそテディベアの絵を描けてしまいそう。

本題から外れましたが
こんなに面白い展示なのに
「骨」ってタイトルに二の足を踏む人が多いのか
日曜でも空いていて、体験し放題。穴場です。


21_21の企画展、今回に限らず比較的空いていることが多いですが
私はお気に入りの場所です。

ここの企画展を私が気に入っている理由は
展示作品が、機能性と遊び心を持ち合わせていて、
それはたぶん扱われているのが
アートじゃなくて、デザインだから
かなぁと思ってます。うまく言葉になりませんが。

アートは、基本的には鑑賞用で、眺めるだけで十分価値があるもの。
デザインにもそういう側面はありますが
眺めているだけでは宝の持ち腐れで、
日常にとけ込んで、実際に使われることで、
日常に何か変化を起こすことが予定されているというか・・・

何にせよ、しばらくは「骨」展が続くようですので
次世代工業デザインの「骨」を見てみたい方はぜひ♪



第5回企画展 山中俊治ディレクション「骨」展
http://www.2121designsight.jp/bones/index.html
会期: 2009年5月29日(金)- 8月30日(日)
時間: 11:00 - 20:00(入場は19:30まで)
休日: 火曜日
主催:21_21 DESIGN SIGHT、財団法人 三宅一生デザイン文化財団

私たちの体を支える骨の一つひとつに数十億年にわたる生物の進化の歴史が潜んでいるように、「工業製品の骨格」にも込められた意味があります。それは素材の進化を物語り、ものをつくる道筋や、人の思考の骨組みがかたちになったもの。まさにデザインの”コツ(骨)”なのです。
本展では、デザイナーとエンジニアの視点を持って活躍する山中俊治を展覧会ディレクターに迎え、洗練された構造を持つ生物の骨をふまえながら、工業製品の機能とかたちとの関係に改めて目を向けます。
キーワードは「骨」と「骨格」。12組の作家による作品に触発されながら、「未来の骨格」を探っていきます。
美術展 ]
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