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キレイゴトと毒が目一杯詰まった法科大学院生のブログ。
いつか殻を破って何かになりたいと企みながら
頭に浮かんだ独り言をありのままに吐き出します。皆様見守ってやってください。
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「Story of …」 カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶@東京国立博物館

「Story of …」 カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶

GWの上野はすごいことになっています。
朝11時頃、既に公園口改札を出るためだけの列ができてる。。。

その人混みの大部分はそのまま上野公園へと流れるわけで
一部の展示は、ディズニーさながらの大行列でした。
お目当てのカルティエ展は並んでなくて一安心。
(ちなみに見終えて出てきた頃には、やっぱり入場制限で並んでました)

今回のカルティエ展、
吉岡徳仁氏(メディアスキンのデザイナーさん)がディレクションしていると知って
ただの宝飾展じゃなさそうだと目をつけていました。

***
レビューしてなかったようなのでついでに書いておくと、年末に21_21で開催されていたセカンド・ネイチャー展(同じく吉岡氏のディレクション)での空間構成が、本当にすごかったです。特に、「Clouds」というインスタレーション作品が印象的でした。ふわふわとした雲の中にいるような錯覚に陥る幻想的な部屋(何となくそんな感じ、くらいじゃなくて本当に!)で、その中には人魚姫のお城の玉座にでもありそうな、これまた現実離れしてる結晶でできた椅子(ミョウバンの結晶らしい)が展示されているという作品。この説明だけじゃどんな感じかよく分からないと思いますが、言葉で全然説明できないくらい素敵でした、ということですw
***

宝飾展というと、私の感性が乏しいのか
「綺麗でしょ!豪華でしょ!別世界でしょ!」
以上のものを感じられないことが多いんですが
今回はさすが吉岡氏!一味違いました。

使われている宝石やデザイン、技法ではなく
あえてStoryに主眼を置いた展示構成のおかげで
作品を通して見えるものが、すごく濃かった。

前半は、カルティエが辿ってきた物語。
草創期から、技術の進歩やアジア・アフリカの影響を受けて変化を続け、
世界恐慌や大戦を経て、現在に至るまで。
時代時代の特長を雄弁に物語る作品群が展示されています。
「トリニティ」や「LOVE」といった今につながるコレクションも登場。
透明なクリスタルの文字盤に針が浮かぶ、仕組みが謎なミステリークロックが素敵。


そして、特に面白かったのは後半。
"Story of..."と銘打つ今回一番の見所だと思います☆

どうしてそのジュエリーが作られることになったのか
誰が、誰に、どんな想いをこめて贈ったのか
誰が、どんな時に、どんな思いで身につけていたのか

展示された一つ一つのジュエリーにまつわるStoryが
各2,3分の映像(※1)を通して語られます。

展示作品は
チャーチルが「なくしても戻ってくるように」という想いをこめて息子に贈った封筒型シガレットケース(切手に消印、宛名までデザインされてる!)や、ナチスからの解放を象徴する鳥のブローチ(政治的意図を知らずに見ると、純粋に可愛い)、グレース・ケリーの婚約指輪に、月面着陸機の純金製レプリカ等々。

「私が身につけなければ、他の誰が身につけるというの?」と言い放って
蛇やワニのネックレス(リアルで、正直、私には何がいいのか理解できない)を好んで身につけたという
爬虫類フリークのメキシコ女優のエピソードもありました。

そしてジュエリーの展示が一通り終わると今度は、
一つのジュエリーができるまでのStory(工程)が映像で説明されています。
緻密な手作業の職人芸に見入ってしまいました。ものづくり。
脱線ですが、作業机が再現されていて、
そこに職人さんの姿がホログラムで映し出されているのが楽しい☆
TDLのホーンテッドマンションみたいな感じです(笑)

最後の部屋は、「カルティエの未来」をテーマにした吉岡氏のインスタレーション。
まっさらな空間に、「月のかけら」というガラスの作品を配して、さらに香りで演出。
ここは、すごいの一言。見ればまちがいなく、圧倒されます。
記憶は、香りと共に・・・って、にくい演出すぎる。

具体的な内容は以上。

このカルティエ展のコンセプトは
虚像の代表格とされがちな宝石・貴金属の展示を通して
その奥にある、目に見えないけど大事な何か(持ち主や作り手の想い)のメッセージを伝えようとした、
とてもよく練られたものだったんじゃないか
って今、書きながら思いつきました。適当です(笑)

「表層的なものほど、深い意味を持つ」
映像の中に出てきたこの言葉が、今更ながら深みを帯びてきました。

何にせよ、「人」が見えるカルティエ展。
工夫された展示がとても面白いので、オススメです。

※1
部屋の真ん中に位置するガラスケースの中央(何も無さそう?反対側にいる人もまる見え)に、目の前の作品に対応した映像(映像の背後には、反対側の人が透けて見える)が流れていて、
反対側に回ると今度は、そちらの列の作品に関する映像が流れてる…っていう超ハイテク展示ケースでした。
個人的には、解説映像を映し出してるモニターの仕組みが気になってしかたありませんでしたw

日仏交流150周年記念
特別展「Story of …」
カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶
2009年3月28日(土)〜5月31日(日)
日仏交流150周年を記念し、フランスを代表するジュエラー、カルティエが所有する1370点のアーカイヴピースを中心に、276点を展示。監修・デザインの吉岡徳仁氏が、それぞれの宝飾品に秘められたストーリーを演出します。

JUGEMテーマ:アート・デザイン


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COMMENTS

posted by   at 2009/05/05 10:07
これ、今度行こうと思ってるんだ!
なんとなく想像していたよりも見せ方が面白そうで、わくわくしました♪
posted by すずめっぐ  at 2009/05/06 19:39
・・・Mちゃんかな?
おすすめだよー☆
ぜひ、行ってみて(*^^*)





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