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キレイゴトと毒が目一杯詰まった法科大学院生のブログ。
いつか殻を破って何かになりたいと企みながら
頭に浮かんだ独り言をありのままに吐き出します。皆様見守ってやってください。
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「名画と出会う−印象派から抽象絵画まで−」展@ブリヂストン美術館

午後の中途半端な時間に八丁堀で用事があって、
晴れてて気持ちいいし、時間に余裕もあったので
帰りは東京駅まで歩くことにしました。

そしたらなんと、通り道にブリヂストン美術館
前に一度訪れたことがあるはずですが、場所は全然覚えてませんでした。。。
(建物の目の前に来るまで、初めて歩く道だと思い続けてた^^;)
せっかくなので、ふらりと寄り道。

***
この美術館、こぢんまりしていて一般的な知名度はそれほどありませんが
展示空間としては、私のお気に入りトップ3に入ります。

普通、美術館って順路がきっちり指定されていて
「あの絵をもう一回見たい」と思っても逆走はちょっと憚られますが
ここは中央通路を挟んで両側に展示部屋があって、
会場への入口も出口も同じ場所にあるので
部屋同士を行き来しやすい構造になってます。
そのおかげで、お気に入りの絵は何回でも見に戻れます。
時間さえ許せば全体を2周3周も可能(私はあまりやりませんが)。

壁際には手すりやロープが無いので、ギリギリまで近づいて見られるのも魅力です。
この感覚はルーブルやオルセーのような、ヨーロッパの美術館みたい。

しかもそれほど混雑することがなくて、
前回休日昼間に行った時も一部屋に10人もいないくらい。
なので自由に部屋の中をうろうろ行き来したり、
後ろの人を気にせず好きな絵の前でしばらく立ち止まったり、
各展示室の中央にある椅子に座って、絵を見ながら一休みしたり
もう好き勝手に楽しめます。

こちらは自前のコレクションがものすごく充実していて、
クールベ、レンブラント、ルノワール、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、ロートレック、ローランサン、ピカソ、クレー…e.t.c
画家の名前を並べてみても、有名どころが勢揃いです。

内実も画家のネームバリューに負けず、粒ぞろいの作品がたくさん。
何かを感じる絵。思わず立ち止まる絵。目を奪われる絵。
画家の名前を知らずに見ても、そんな風になる絵が揃っていると私は思います。
実際、ここで初めて名前を覚えた画家も何人か。

ブリヂストン美術館では、鳴り物入りの企画展で目玉になるような、教科書でお馴染みの超有名な作品や、誰もが知ってる代表作、にはあまりお目にかかれないかもしれませんが、質は一押しです。それも、印象派から近代絵画まで幅広く。
コレクション展示がメインなので、しばらく間を置いて、同じ作品に複数回出会える可能性が高いというのもこの美術館の良いところ。

私のお気に入りは
「黄昏−ヴェネツィア−」(モネ)
「07.06.85」(ザオ・ウーキー)
の2作品。
特に後者は、こちらで初めて名前を覚えた画家の一人ですが
吸い込まれるように深い青と白のコントランスが印象的な絵です。
そもそも抽象画なのか、闇夜の雪景色に浮かぶ光なのか、オーロラなのか、それ以外の何かなのか、分かりませんが
とにかく何かとても美しくて神秘的なものが描かれている絵。

余談ですが、最近美術展に行った時によくやるのは
一部屋見終わるごとに部屋の真ん中辺りに立って、作品をぐるりと見渡すこと。
そうすると絵が部屋の一部になって、本来の役割である「空間の装飾品」として、絵を見つめることができる気がします。
というのは適当なこじつけですけれどw

でも、これをやると見え方が変わるのは本当。
群舞を見ているときに、そんなつもりはないのに特定の誰か一人に目がいっちゃうのと似た感覚かな。
近くで見たときはあまりピンと来なくても、離れて見ると強烈な存在感を放ってる絵ってあるんです。不思議なことに。
近くで見ても、遠くで見ても、関係なく目を離せない絵もあるし。
あと、あまり目立つわけではないけどおさまりの良い絵。
名脇役というか、周りと絶妙に調和して、あるべき場所にぴたりと納まっている感じ。
逆に、単体で見る分にはいいけど、周りと喧嘩しまくってる主張の強い絵もあったりします。
個性的なのに納まりの良い絵もあるし、この辺はきっと、場や近くに展示されてる絵との相性ですね。
こんな風に、絵の見方の幅が広がるので「ぐるりと見渡す」おすすめです。
人が多すぎると無理ですが。

・・・と「ぐるりと見渡す」魅力を主張してみましたが
今日はあいにくメガネを持ってなかったので、離れて見るとぼやけていまいちでした(^^;
使う予定が無くてもメガネは持ち歩く習慣をつけましょうw
ブリヂストン美術館は空いているので、「ぐるりと見渡す」のにはきっと向いてます。
***

今日は思わぬ寄り道でしたが、とても楽しかったです。
東京駅と八丁堀の意外な位置関係が分かって一つ賢くなったし。
ひたすらまっすぐ、寄り道しなければたぶん15分くらい。
ブリヂストン美術館の最寄りは京橋なので、銀座までも歩けそうです。

たまには電車を使わず歩いてみると、意外な発見や寄り道を楽しめます☆
電車を使って帰っていたら、ブリヂストン美術館には当分行かなかったはず。
突然、以前読んだ本の中で柳田國男が「効率や便利さと引き替えに失っているものがあると自覚すべき」と主張していたのを思い出して、あれはこういうことかと妙に納得してしまいました。
これから歩きやすい季節になるし、出かける時には「歩く」という選択肢を意識してみようと思います。

今回はブリヂストン美術館のコレクションより、モネ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソ、モディリアーニ、クレー、ポロック、藤島武二、藤田嗣治など、印象派から現代までの作品を中心とした、選りすぐりの絵画と彫刻、180点をご紹介いたします。本展は、I. 印象派の誕生と印象派以降の動き、II. 20世紀美術の台頭、III. 抽象絵画の発生と展開、IV. 日本近代洋画のあゆみ、という4つのジャンルで構成されています。また、普段は作品保護の観点から展示を控えているシャガール《ヴァンスの新月》、ドガ《浴後》、ロートレック《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》、岸田劉生《麗子坐像》など、水彩やパステル、リトグラフの名品も展示いたします。コレクションの幅広さと多彩さを満喫し、お気に入りの名画と出会っていただければ幸いです。

2009年 1月24日(土)-2009年 4月12日(日)
ブリヂストン美術館
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/
〒104-0031 東京都中央区京橋1丁目10番1号
電話  03.3563.0241
FAX  03.3561.2130


美術展 ]
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COMMENTS

posted by daichikn  at 2009/03/27 21:51
あれ?えぐって目が悪かったの?
衝撃だったり・・・。
普段はコンタクト?
今度メガネ姿見せてくださいw

高校時代の教師が言っていた言葉が印象に残っている。
「作者で絵の良し悪しを決めるような大人になっちゃいけない」
今更だけど、そうだよなぁと思ったり。

近くから見るの、
遠くから見るの、
中央に立って見るの、
見える景色が違うよね。

どの美術館にいっても遠くから眺める人はごく少数。
自分にとってのポイントは、
「原色の対比」、「奥行き」、「リアリティ」というのが良くわかってきた。
posted by すずめっぐ  at 2009/03/28 03:15
>daichikn
林くん、なにげに「メガネ買った」っていう私のmixi日記(9月)にコメントしてるからw
普段はまだ裸眼で粘ってるので、授業中か美術展くらいでしかかけないけどねー。
似合わなすぎて極力人に見せたくない(^^;
あ、でもケーキと引き替えなら見せるかもよ?(笑)

その先生の言葉、その通りだね。
何にしても、色眼鏡を外してものを見られたらいい。
まぁでも最初は何見ていいかさっぱり分からないし、まず作者を入り口にして絵を見始めるのはありだと思う。

遠くから眺める人は少数というか、メジャーどころの美術館は混んでてそもそも物理的に無理じゃない?
都美とか東博とか特に。
ブリヂストン美術館は、結構いた気がする。ただ、絵の好きな人しか行かないからかもしれない。

ちなみに私のポイントは
「幻想的」「存在感」「お茶目さ」
技術的なものは結構どうでもいいらしいw
posted by daichikn  at 2009/03/28 12:03
>メジャーどころの美術館は混んでてそもそも物理的に無理じゃない?
そう?意外と見えるものだよ。
・・・あ、身長差かw

メガネの件はすっかり忘れていました。
よく覚えているなー。
誕生日>>メガネだったらしいよ。
こんなとこでいかがでしょう♪
http://www.yougashi-club.com/
posted by すずめっぐ  at 2009/03/31 01:19
どうせ小さいって言いたいんでしょw
確かに+30cmあれば見えるかもね・・・^^;

ここ、モンブラン超美味しそう♪
ありがとー、ごちそうさまです(笑)





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