Eggs&Seeds

キレイゴトと毒が目一杯詰まった法科大学院生のブログ。
いつか殻を破って何かになりたいと企みながら
頭に浮かんだ独り言をありのままに吐き出します。皆様見守ってやってください。
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「フランスが夢見た日本」展@東京国立博物館

日仏交流150 周年記念 オルセー美術館コレクション特別展
 フランスが夢見た日本―陶器に写した北斎、広重

会 期 2008年7月1日(火)〜8月3日(日)
会 場 東京国立博物館 表慶館1階

日本画をモチーフにしたフランス陶器の展示。
海老、蛙、蝶々、鯉、植物・・・
どれもこれも、なんとも西洋風のすました絵になっています。
よくフランス人は日本好きって聞きますが
きっと彼らの目にはこんな風に映っているんですね。
日本のどんなところに魅力を感じるのか、彼らをつかまえて聞いてみたいです。

雪景色にしても元々の絵は、山奥の雪景色、わびさびの世界観なのですが
陶器にうつしとられた絵は、日本びいきのフランス人が作った日本「風」庭園の雪景色な感じです。
かといって陶器作品を非難しているわけではなく
立派に西洋風の華やかな作品群として成立していて
実際に食卓が再現されているコーナーでは
違和感を覚えた西洋風の顔が見事に調和しています。
シリーズ共通の青の縁取りが鮮やか。
フランス料理の場にひけをとらないテーブルウェアであるためには
必要なデフォルメだったのかもしれません。
作り手が意識的にやったのかどうかがちょっと気になる。

にしても、「魚と虫と花」や、「魚と鳥と草」等
どうやって三点を選んでいるのかがこれまた謎。奇妙さが妙味。
鴨の描かれたロースト皿ってちょっと悪趣味だなあなんて思った。

原画と模写との違いでふと気づいたのは、描き方の細かさ。
模写の方が大雑把に輪郭を取っているのに、その内側の例えば鱗の描き方などは原画以上に緻密。
着眼点が少し違うのかもしれません。

陶器とあわせて北斎漫画が展示されていました。
草木・魚・虫・鳥・工具…とにかく何でもあり。モチーフ選ばず。
以前北斎展に行った時にも作品数の多さに圧倒されましたが
北斎ってほんっとうに心から絵が大好きで
とにかく描くことそのものが大好きで
何でもかんでも目にするものを片っ端から描きたくなったんだなーっていうのが伝わってきます。
絵を愛してるってきっとこういう人のこと。

その楽しんでる感じが、絵を見ているこちら側にも伝わってきて
思わずにっこりしてしまいそうになる。
楽しそうに絵を描いてる北斎の姿が目に浮かぶ。
「好きこそものの上手なれ」の典型例のような人だと思います。
楽しむって最強。「楽しむことを学べ」ってほんと偉大な言葉ですね。


そういえば何者かは分かりませんが日本画をよく知っている感じのおじいさんが、
版画の技法だとか、なんで折り目がついているのだとかを解説してくれました。
空刷りといって、絵の具をのせずに型押しだけするんだそうです。
和紙しかできないんだって。伝統工芸とのあわせ技ですね。
それから当時、版画は訪問先へのお土産として使われたんだそう。
だから荷物に入れるために、半分に折った跡があるんだって。

そういうことが分かると、ますます楽しくなりますね。
親切なおじいさんに感謝!


パリ・オルセー美術館と東京国立博物館の共同企画により、ヨーロッパのジャポニスムに日本の浮世絵が与えた影響について、テーブルウェアに焦点をあてて紹介します。北斎や広重などの浮世絵の題材に着想を得て作られ、1866年から1930年代まで人気を博したテーブルウェアである「セルヴィス・ルソー(ルソー・セット)」と「セルヴィス・ランベール(ランベール・セット)」を、元絵に使われた浮世絵の日本の版画や版本と対比して展示いたします。手描きで現存する数が少ない「セルヴィス・ランベール」の作品は、日本初公開になります。
美術展 ]
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